還暦後にはじめた3つの行動 「外に出る」「人に会う」「本を読む」

生き方

皆さんは日々の過ごし方で、意識的にしていることはありますか?わたしは昨年、還暦を迎えた以降、意識的に「外に出る」「人に会う」「本を読む」の3つの行動に気を付けるようになりました。どこでこの3つのキーワードを知ったのかは覚えていませんが、最近、実感として新しいことをするきっかけになる大切なことだなとしみじみ感じています。今回は、この3つの切り口で、私の行動パターンについてお話します。

新たな刺激を求め「外に出る」

60年も生きていると、行動パターンが固定的になっていると自分でも感じていました。市川に住み始め3年たち、初めはいろいろな初体験の場所に行くことも多かったですが、最近は、出かけるところと言えば、仕事場、近所のスーパー、お気に入りのお出かけ場所など、行動範囲が狭くなってきたのを感じました。そこで、日ごろから、近所に未知の場所はないか、久しぶりに生きたい場所はないかと思うようになり、意識的に行動するようになりました。

まず、手始めに周辺の有名どころです。自宅からの最寄り駅の一つに京成線の京成八幡駅があります。そこの改札口付近に色々なちらしが置いてありますが、「下町日和きっぷ」というのがありました。それは、京成線都内エリアが1日乗り降り自由!というお得なきっぷです。東は江戸川から西は京成上野、押上、北は京成金町と範囲が広く、京成八幡駅からでは、大人で740円と非常にリーズナブルです。どんなエリアかというと、京成上野は上野公園・アメ横、京成上野の隣の日暮里は谷根千、押上はスカイツリー、京成金町の手前の柴又は寅さんと有名どころ満載です。これは、おすすめします。

さて、最近できたところで面白そうなところはないかと思ってたところ、南船橋に新アリーナが出来たとのこと。ららアリーナ東京ベイです。プロバスケットボール Bリーグの2024-25シーズンから千葉ジェッツの本拠地になりました。Bリーグは一度も行ったことがなかったので、さっそくチケットを購入し、出かけました。これは色々な刺激を受けましたが、一番驚いたのは、試合中、音楽が鳴り続け、DJらしき人がしゃべり続け、プレーが中断したかと思えば、チアガールが踊りはじめ、等々、私の想像以上でした。後日、ある人に話すと、日本もアメリカのNBAをまねて、こんな感じになったと教えてくれました。あと1点、シニアには見逃せないお知らせです。アリーナ内の売店は現金使えません。デジタル化の波は、ここまで来ています。

最後に紹介するのは、久しぶりな場所です。私は40年ほど前に東京の荻窪に1年間住んだことがあります。荻窪を出て以来、一度も行ったことがなかったことがなく、ここ市川に住み始めたのも、実は「荻窪的」な雰囲気を感じたのもあり、久しぶりに出かけようと思いました。総武緩行線に揺られること、55分、荻窪駅に到着しました。当時は荻窪駅の南側で徒歩15分?程度のところに住んでいましたので、記憶をたどりながら、歩いていきました。住宅街を迷いながらも、無事到着しました。街並みも40年前とは変わりましたが、面影は残っています。そういえば、塀で囲われたお屋敷があったと思い出しました。毎朝、お出迎えの車が止まっていたような記憶があります。そこら辺に行ってみると工事中の様で、そこには「荻外荘(てきがいそう)」との表示があり、なんと、内閣総理大臣を3度務めた政治家・近衞文麿(このえふみまろ)が過ごした場所でした。田舎から出てきた私は、さすがは東京、こんな立派な家があるなんてと思っていましたが、歴史的な建造物とは知りませんでした。

今回、3カ所をご紹介しましたが、これに限らず、新しい場所や懐かしい場所は、新たな刺激があります。

新たな出会いを求め「人に会う」

次は、「人に会う」です。日常生活では、会社に行いけば、仕事関係の方々と否応なしに会い、自宅では、妻や夫、その他家族と否応なしに会っており、人と会うのは腹いっぱいの方もいらっしゃるかもしれません。人は不思議なもので、幸せな時は、その幸せに気づかないと言いますが、この「否応なし」という表現も、自分のおかれた立場を正しく認識できていないからでしょうか。仮に仕事がなくなり、家族が離れた場合、寂しくなるんだろうなという、予感は十分に持っています。

友人、近所の方、親戚など交友関係は人それぞれと思いますが、私に限っていえば、この60年間、自分から人に会いに行く(特に知らない人に)ということは、ほとんどしてきませんでした。成り行きだけに身を任せてきたという感じです。還暦になり、自分の半生(平均寿命では、四分の三 生)を振り返り、人に対しても積極的になったほうが良いのではないかと思い始めました。

具体的には、近所でやっている興味のある市民講座や認知症サポーター養成講座に参加してみました。新たな知識を得ることができましたが、その講師や参加者の方を見ているだけでも、会社や自宅とは全く違う人たちなので、面白かったです。認知症サポーター養成講座は、市川市にある千葉商科大学で開催され、久しぶりに大学のキャンパスに足を踏み入れました。その日は平日だったので、そこには学生が談笑したり、ベンチで休憩したりとしていました。私が、講座が行われる建物の前を歩いていた時、一人の男子学生がちらしを持ってきて、「今度の日曜日にイベントがあるので、よろしかったら来てください」と話しかけられました。この学生時代の雰囲気、何十年ぶりの感じだろうと思いました。人に会いに行くと、思いがけない世代の人にも会えるチャンスを広げることにつながることもあると感じました。

私の「人に会う」は、まだまだこれからスタートですが、人に会って「思いがけないこと」を感じていきたいと思います。

新たな知識を求め「本を読む」

最後に「本を読む」です。情報の雄、新聞やテレビがオールドメディアと呼ばれる昨今、ネット記事やSNS、それもユーチューブで情報を得ている人は多いと思います。私もご多分にもれず、車を買うとき、投資するとき、年金を調べるとき、ちょっと込み入った情報を得たいときは、ユーチューブを活用しています。ユーチューブは、初心者には目から鱗(うろこ)の情報がふんだんに詰まっており、エンタメ的にも優れているので、中毒になっている方も多いと思います。

しかしです、しかしです、そのユーチューバーは、どこから情報を得ているでしょうか。ご自分の実体験という方も多いと思いますが、特に知識系のサイトでの元ネタは、書籍でしょう。私が好きなユーチューバーの方も、一度、口を滑らせて、「上質な情報は、ユーチューブ見るより、本を読んだ方が、コスパもタイパも良く、深みもある」というのがありましたが、私も同感です。そのユーチューバーは20代の方ですが、本質をついていると感じました。

図書館ならスマホで予約でき、近くの場所で借りられます。また、ネットではコメントを見ながら、本選びをして購入し、家まで届けてくれる時代です。やはり、知識を得るのは本が王道と思います。

まとめ

還暦を迎え、がらにもなく自分の人生を振り返ったとき、今まで足りなかったもの、これから始めた方が良いものとして、「外にでる」「人に会う」「本を読む」の3点を取り上げました。皆さんなら、これからしたい行動を、他の切り口で考えているひともいると思います。一度、大枠の行動のキーワードを決めると、日常の選択肢も広がりを持ち、具体的な行動につながるはずです。

本日のシニアの生きるコツ
 自分の行動キーワードを見つけよう!

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