シニアこそ必見 お金の大学 リベラルアーツ大学とは?

お金

2025年1月、本屋で平積みされている本は数多くありますが、お金の本で具体的で分かり易く本質をついた本と言えば、この一冊です。そう、「改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学」(朝日新聞出版:両@リベ大学長)です。マッチョ・ライオンのリベラルアーツ大学の両学長が、お金に迷うヒツジたちに本当の自由を手に入れるヒントを惜しみなく公開しています。俺(私)は、もう「お金に迷うヒツジ」なんて年じゃないと思うあなた、そんなこと言う前に、お金の知識についてアップデートしてみてはいかがでしょうか。

リベラルアーツ大学とは?両学長とは?

リベラルアーツ大学は、IT企業経営者・投資家である両学長が運営するコンテンツの総称です。特にYouTubeチャンネルが有名で、チャンネル登録者数は、268万人に及ぶそうです。両学長は高校在学中に起業して、10代で年収1億円以上稼ぐものの、お金や人との関わりで数々の失敗を経験したのち、友人知人に助けられ、今では「本当の自由を手に入れた」、関西出身の多分、40歳くらいの方です。お金だけでなくデジタルそして人生訓にも一家言(いっかげん です。つい先ほどまで、いっかごん、と思っていました)お持ちです。最初は家族や友人に「お金」の話をしていたようですが、余りにも分かり易くためになるので、リベラルアーツ大学を立ち上げ、「お金」について発信を始め、現在では、数多くのひとから支持されています。

ユーチューブをご覧になればわかりますが、色々な視点から「お金」についての情報を、タイムリーに分かり易く発信し、お金の縛られない自由を手に入れるための具体的な考え方や行動のヒントが数多く得られる大学であり、学長さんです。若いことから、色々なことにチャレンジして、失敗して、経験して、学んだことを惜しみなく披露してくれます。こんなことを書くと、両学長はスーパーマン(オスライオンですので、マンにしています)だと思われますが、自分の好きなことやりたいことを徹底的に追求しやってきた結果と思いますので、今からでも遅くない、まだまだ、皆さんにも大きな可能性が残されていると思います。

両学長の決めセリフに「今日が人生でいちばん若い日」というフレーズがあります。このセリフの受け取り方は、人それぞれかも知れませんが、私は、「今からでも遅くない」、特にシニアに対しては「年に関係なく、まずはやってみたら」と解釈しています。皆さんは、どう感じますか?

「改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学」に書いてあること

この本は、改訂版とありますように、前作は、2020年6月に発行され、140万部と大ヒットとなりました。この改訂版は、前作のコンセプトは踏襲していますが、新NISA等の制度改定を織り込んだものとなっています。世の中の動きが速いので、知識のアップデートは、必須です。

この本を紹介しようと思った理由は、前作の「お金の大学」を読んだ読者の声を改訂版に記載」されていす。そこには、アンケートに答えてくれた読者の年齢層があり、20代:7%、30代:39%、40代:32%、50代:20%、60代以上:2%です。リベ大のオンラインコミュニティ「リベシィ」の会員の結果なので割り引いてみる必要があるかも知れませんが、60代以上:2%はあまりにも低すぎます。本の表紙のマンガのライオンにシニア層が、抵抗感があるかもしれませんが、一度、本屋で実物を手に取ってみて下さい。

この本の主題は、「一生お金に困らない5つの力!」です。具体的には、①貯める 支出を減らす力、②増やす 資産を増やす力、③稼ぐ 収入を増やす力、④使う お金からより高い価値を引き出す力、⑤守る 資産を減らさない力 です。ちなみに、この5つの力の本書でのさかれたページ数は、①貯め力:140ページ、②増やす力:56ページ、③稼ぐ力:66ページ、④使う力:8ページ、⑤守る力:5ページ と①貯める力が一番多く、つづいて③増やす力、②稼ぐ力で、④使う力と⑤守る力は、ごくわずかとなっています。ただし、「本当に自由を手に入れる」ためには、この5つつの力をバランスよく発揮することです。現役世代の読者が多いので、このような構成になっていますが、シニアにおいても目からうろこの情報が満載です。

5つの力で役に立つ具体例

さて、これらの5つの力での具体例を見ていきましょう。

①貯める 支出を減らす力
まずは、固定費削減です。通信費、サブスク、保険、家、車等、色々あります。スマホは格安SIM、保険は最低限、家は賃貸、車は中古といったところです。シニアの場合、既に家を保有している方が多いので、やはり、保険の見直しが一番でしょうか。終身の生命保険、医療保険、地震保険、車両保険など、見直すポイントは多いです。こと、固定費については、年齢に関係なく一生関わる課題です。

2点目は、税金です。現役で税金をある程度、納めているかたは、抜けが無いか再確認要です。特にサラリーパーソンは、源泉徴収というある意味、国が張り巡らせた罠があります。ふるさと納税は多くの方がしていると思いますが、シニアになって医療費がかかり始めた方は、医療費控除は必須です。まずは、世帯で10万円以上、払っているか確認しましょう。病院代や薬代以外にも交通費も対象になります。

あと、税金でサラリーパーソンで威力を発揮するのは、副業による節税です。これは、見落としがちなので、一度、考えてみてはいかがでしょうか。

②増やす 資産を増やす力
これは、投資を始める前の準備編と株式投資について説明しています。

準備編では、生活防衛資金の確保から、相場、投資商品そして複利の力の基本的なこと学びます。特に、騙されないために物事の相場(その金融商品の条件や利率など)を知ることが大切です。

株式投資では、以前のブログ「シニアの新NISAはどうする?」に書きましたように、ネット証券でのインデックスファンドの一択です。ここでは、S&P500(アメリカ株)の新NISAへの積み立て投資をおすすめしています。S&P500を押す理由としては、アメリカは発展途上国なみに人口が増えている唯一の先進国で、金融法制がしっかりしていて、イノベーションが生まれる素地を持っていることです。ただし、両学長もオルカン(全世界株)も優良インデックスファンドとして紹介していますので、この辺は、お好みかと思います。

③稼ぐ 収入を増やす力
収入を増やすために、転職と副業について説明しています。シニアの場合、転職は、前向きな転職というより、早期退職や定年による、どちらかというと後ろ向きな転職のニュアンスが多い気がします。転職について一言だけアドバイスすると、若かろうがシニアだろうが、転職にリスクはあるが、転職活動はノーリスクということです。自分の人生の選択肢を増やすという意味では、どのレベルでするかは別として、転職活動は自分のアンテナを鍛えるという意味でも、有用と思います。

もう一つの副業については、シニアこそ、要検討案件です。役職定年やシニア社員となり、精神的にも時間的にも余裕が出来たり、サラリーパーソンであれば、国民年金と厚生年金の受給資格をゲット済ですので、新たなことを始めるのは良いタイミングと思います。ただし、初期費用や固定費のかからない一人でやれるスモールビジネスがおすすめと思います。

④使う お金からより高い価値を引き出す力
お金は使ってナンボです。ただし、昔から生き金や死に金というように使い方が大切です。要はお金は「幸福」と交換するもので、何に使うかです。ここでは、寄付・プレゼント、豊かな浪費、自己投資、時間を買う、健康への投資をあげています。皆さんもこの切り口で、今一度、お金の使いかを考えてみてはいかがでしょうか。

⑤守る 資産を減らさない力
これは、詐欺・ぼったくり、被災・盗難、浪費、インフレのような資産を減らす要因を排除する力です。シニアにとっては、特にこの力が大切です。どのようなリスク管理をするか、人生100年時代にとっては、最大の課題ではないでしょうか。

まとめ

今回は「本当の自由を手にいれる」ために、お金について、①貯め力、②増やす力、③稼ぐ力、④使う力、⑤守る力 について考えてみました。一般的にサラリーパーソンの現役世代の若者向きの本と思われるものでも、シニアにっとっても、いやシニアこそ、学べることは多いと思います。シニアになっても、自分の選択肢を増やすアクションの参考になる一冊です。

本日のシニアの生きるコツ
 「今日が人生でいちばん若い日」 今からでも、人生の選択肢を増やしていこう!

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